子どもマネー総合研究会

子どもの事故への備えはどうする?

子どもがケガ(病気も)で入院すると、病院へ支払う医療費そのものはほとんどかからなくても、医療費以外のお金がけっこうかかったという話を耳にします。例えば、子どもにおねだりされて、ついつい可哀そうになって買い与えてしまうおもちゃや・お菓子・絵本代。子どもの様子を見に行ったついでに、ついしてしまう外食代。疲れて、つい乗ってしまうタクシー代。etc……また、パートで働いているお母さんは、仕事を休まざるを得なくて収入が減ることも考えられます。

それに、考えたくはないですが、お子さんが亡くなったときは、お葬式代やお墓代がかかります。以前、高校生の息子さんをバイクの事故で亡くしたお母さんから、「お葬式代とお墓代って、こんなにかかるんですね。貯金をだいぶ取り崩してしまいました……」という、悲痛なお話を聞いたことがあります。

では、子どもの保障はどう考えればいいのでしょうか?

小川研究員は、「子どもにも保障は必要、しかし、家計の負担にならないように準備すべき」と考えます。このようなニーズに合う商品として、かねてから「こども共済」をおすすめしています。

そもそも共済とは、特定の組合員向けの保障商品のこと。保障を提供するという意味では、保険と同じです。共済組合にもいろいろありますが、一般の人も組合員になれて共済に加入できる代表的な組合は4つです。中でも、子どもの保障のみを追求した(つまり、掛け捨て)「こども共済」を扱っているのは、下記の3組合です。

  • 全労済…「こくみん共済・キッズタイプ」
  • コープ共済連…「CO・OP共済≪たすけあい≫ジュニアコース」
  • 全国生協連(都・道・府・県民共済)「こども型」
  • それぞれ、掛金は月1000円前後の商品があり、入院・死亡・災害通院・賠償責任など、子どもに必要と思われる保障が盛り込まれているのが特徴です。とくに、災害による通院保障があるのが嬉しいですね。子どもは、水の事故に限らず、ケガが多いですから。

    3つの商品は、保障内容が微妙に異なるので、どの商品がいいとは言えません。勉強も兼ねて保障内容を見比べ、わが家にはどれがいいか検討してみましょう。

    お子さんに保障をつけていない家庭は、レジャーに出かける、あるいは車で帰省する前に加入してはいかがでしょう?

    ファイナンシャル・プランナー 小川千尋

    小川 千尋(おがわ ちひろ)

    ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー、終活コンサルタント、エディター&ライター、整理収納アドバイザー2級、ハッピーエンディングプランナー
    1994年AFP資格取得。独立系ファイナンシャル・プランナーとして、主にマネー誌、一般誌などのマネー記事の編集・執筆・監修・セミナー講師などで活動。オールアバウトのガイドも務めている。親の生命保険に詳しい。

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