子どもマネー総合研究会

高校3年生で申し込める民間団体の給付型奨学金を紹介!

高校3年生で申し込める民間団体の給付型奨学金を紹介!

民間団体の給付型奨学金について調べてみたところ、「こんなにあったの!?」と、びっくりするくらいありました。その中から、高校3年生で申し込める給付型奨学金を3つ紹介します。

公益財団法人電通育英会「大学給付奨学制度(高校時予約型)」

電通育英会は、(株)電通の第4代社長の故・吉田秀雄氏の「人材の育成は終局の目標である」という生前の心情実現のために創設されました。2008年度から、高校3年時予約方式による「大学奨学金(給付型)」を実施しています。

この奨学金には、一般枠と芸術枠の2種類ありますが、一般枠の内容について紹介しておきます。応募資格は、同財団が対象とする国・公立高校の3年生で、同財団指定の大学などに進学を希望する生徒です。学業・人物ともに優秀、心身ともに健康、家計状況により大学進学に際し支援が必要と認められることが要されます。応募方法は高校経由で、個人からの直接応募は応じてもらえません。

奨学生(70人程度)に内定すると、受験等助成金10万円、入学一時金30万円、月額7万円の奨学金を最長4年間にわたって給付してもらえます。応募書類の締め切りは6月15日です。

公益財団法人青井奨学会「大学奨学金(高校3年時・予約型)」

青井奨学会は、(株)丸井グループの創業者である故・青井忠治氏が「有為な人材を育成して社会に送り出したい」という思いから私財10億円相当を寄付して設立されました。高校3年時・予約型は2012年度から導入されています。

応募資格は、①同財団の指定高校の3年生で、学校長の推薦がある、②学業成績優秀で進学意欲が高いながらも家計の状況で学費の援助が必要と認められる、③同財団指定の大学への進学を希望する、の3つすべてを満たすものです。応募は、指定高校経由で行います。

奨学生になると、入学一時金30万円、月額5万円の奨学金を4年または6年受けられます。応募書類の提出締め切りは7月中旬です。

公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(奨学支援事業)

同財団の大学進学を支援する「奨学支援事業」は、1966年から継続しています。

応募資格は、学校教育法による日本国内の高等学校に在学し、翌年3月に卒業見込みで、人物・学力ともに優れているが、経済上の理由で大学に進学が困難な事情にあるものです。対象は、夜間部・短大を除く4年生大学です。応募は、学校長を通して行います。

奨学金は月額1万5000円です。募集時期は、9月~10月の半ばまでです。

民間団体の給付型奨学金は、狭き門ではありますが、お金がないことで進学をあきらめずにすむ有用な選択肢だと思います。もう募集が始まっていますから、申し込みはお早めに。そして、大学進学希望の高校2年生のいる家庭は、3年生になったらスムーズに申し込めるよう、今から情報収集を始めましょう。

民間団体や大学・地方公共団体等が行う奨学金探しに参考になるサイトをご紹介しておきます。給付型・貸与型など、いろいろな制度があります。

日本学生支援機構 大学・地方公共団体等が行う奨学金制度

ファイナンシャル・プランナー 小川千尋

小川 千尋(おがわ ちひろ)

ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー、終活コンサルタント、エディター&ライター、整理収納アドバイザー2級、ハッピーエンディングプランナー
1994年AFP資格取得。独立系ファイナンシャル・プランナーとして、主にマネー誌、一般誌などのマネー記事の編集・執筆・監修・セミナー講師などで活動。オールアバウトのガイドも務めている。親の生命保険に詳しい。

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