子どもマネー総合研究会

夏休み!子どものためのお金大研究会

日時:2010年8月5日(木) 午前10時30分~12時
会場:スタジオ「flow jojony」(東京・JR目白駅から徒歩3分)
参加費:1500円

8月5日、「子どものためのお金大研究会」が開催されました。1月にはお小遣い帳ゲーム大会が開催されましたが、お金についての研究会は第1回目。対象は小学生の低学年ということもあり、まずはお金そのものについて研究してみることに。昔のお金を想像し、いまのお金ジックリを眺めるところから始めてみました。

そして、前でお話をしたアベも含め、参加者は全員研究員となり、「聞く」だけでなく、みんなで、お金についてあれこれ「考え」、積極的に「発表する」ことに努めてみました。

そもそもお金ってなに?

研究員のみなさんは、お金を見たことがありますか?

お金を使ったことがありますか?

いま、欲しいものはありますか?

……では、そもそも、お金とはいったいどんなものだと思いますか?

もちろん、みんな小学生。みんなが、お金というものを使ったことがありました。ただ、満たされた現代っ子。なんと、全員が、いま、欲しいものは、「特にない」ということでした。欲しいものはすぐ手に入る、我慢して、お金を貯めてまで欲しいものは「ない」ということなのでしょうか。昔の人間・アベ研究員は、かなりのジェネレーションギャップを感じてしまいました。いまの子は、憧れの眼で、ショーウィンドウにかじりつくこともないようです……。

みんなでお金について考えて、「そもそもお金とはなにか」の答えには、

  • 何かを買ったり、何かをしてもらったときに「支払うもの」
  • 「50円」とか、「100円」とかいう具合に、金額で「価値を表すもの」
  • 郵便局や銀行などに「貯めるlことができるもの。
  • という3つが出てきました。

    なんと、これは、お金の3つの機能「支払機能」「価値尺度機能」「貯蓄機能」とドンピシャリ。素晴らしい答えを導き出すことができました。

    むかし、むかし、お金のない頃はどうしてた?

    研究員のみんなとは、モノとモノとを「交換」すること、石や金など大事なものをお金の「代わりに」に使っていたことなどを、便利・不便の観点から考えて、どんな方法だったら便利なのか、だから今のお金にたどり着いたことなどを話し合いました。

    それにしても、昔の人が大事だと思っていたものは、「稲」「塩」「貝」「鳥の羽」「矢じり」など、現代人の私たちにとっては、とても信じられないものも。子どもたちは不思議がり、面白がりながらも、「昔の人が鳥の羽を着ている写真を見た」とか、「矢じりがあれば戦いにも勝てるから、みんな欲しいかも」とか、研究員たちからは闊達な意見、感想が聞かれました。こうした瞬間は、ほんとうに研究会の醍醐味です。

    お金をよーく見てみよう!

    昔のお金事情を知った後は、いまのお金をジックリ眺めてみます。「紙幣」と「貨幣」があるワケ。それぞれには、どんな種類があって、どんなものが描かれているか。どんな技術が反映されているかなどを見ていきました。

    すると、ユニークな意見が。偽札防止の技術を見ているとき、「偽札つくることに頑張るなら、アルバイトとかしたほうがいいと思う」と、ある1年生の男の子研究員。また、眼の不自由な方のための識別箇所をチェックしているときには、「鼻の悪い人のためには、匂いをつけてはどうかな」「イチゴとか、オレンジとか」と盛り上がる女の子研究員たち。「でも、ほら、鼻の不自由な方は、お金を眼で見ることができるんだから、特に匂いは必要ないよ」と男の子研究員。「匂いは、お財布の中で消えちゃうし」とか……。子どもらしい意見もたくさんいただきました。

    特に研究員たちの眼が輝いたのは、5円玉を見ているとき。「5円玉は戦後まもなくできた硬貨で、稲、水、歯車が描かれていますが、これは農業、水産業、工業で戦後の日本を立派に復興させようという思いが込められています。不景気、不景気と大人の間では言われていますが、みんなは将来の日本を担う若者です。未来の日本は、みんなの腕にかかっています。これから5円玉を手にとったら、自分は何で日本を元気にしようか、ちょっとだけでも考えてみてね」とお話ししたときでした。

    お金をじっくり眺めてみると、いろんなことが学べるようです。

    あなたにとってお金とは……

    そして、最後に確認したのは、みんなにとってのお金の意味。 あなたがいま買おうとしているものは、ほんとうに「必要」なもの?それとも、楽しむために「欲しい」もの?まさか、みんなが持っているから欲しいだけの「無駄」なものじゃない?

    生きていくためには、必ず「必要」なものがあること。また、それ以外にも、あれば「便利」なもの、幸せに生きていくために、あったら「うれしい、楽しい」もの、そして、欲しくもない、使いもしない「むだ」なものもあること。

    お母さんに「買って、買って」という前に、自分の欲しいものは、どのレベルにあるのか、ちょっと考えてみよう。「必要なもの?」「便利なもの?」「うれしい・楽しいもの?」「無駄なもの?」

    大切なのは、よく考えてみること。よく考えても欲しいものなら、きっと大切にできるね。また、「考える」ことを積み重ねていくことで、きっと無駄な買い物をしない買い物の達人になれるはず。欲しいものができたら、まずは考えてみようということを確認しあいました。

    今回は、初めての研究会でしたが、とても楽しく、元気な研究会となりました。次回は、やさしい税金の仕組みや、株式会社ができたワケ、投資するということなどを取り上げていきたいなと考えています。

    小さな可愛い研究員のみなさん、立派な研究会にしてくださってどうもありがとう。ぜひ、またお会いしたいです。

    次は、誰かに研究発表してもらおうかな……。

    (講師 安倍)

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