子どもマネー総合研究会

お金って何だろう?おこづかいゲームで学ぼう

2012年8月20日、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社渋谷お客様サービスプラザのイベントスペースをお借りして、「お金って何だろう? おこづかいゲームで学ぼう」の 夏休みイベントを行いました。小学校1年生から5年生までの元気なお子さんが12名 (男の子8名、女の子4名)参加してくれました。お子さんと保護者の方、スタッフを合わせると20人以上の大盛況なイベントになりました。

開催概要は下記の通りです。

対象:小学生
人数:12名まで
開催日時:2012年8月20日(月)午後2時30分~4時
参加費:500円(資料代)
講師:小川千尋(子育て・教育資金アドバイザー)
持ち物: えんぴつと消しゴム
開催場所:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社お客様サービスプラザ

タイムスケジュール
2時30分~ 第1部「お金って何だろう?」クイズ
3時~ 第2部「おこづかい帳ゲーム」
4時 終了

第1部の「お金って何だろう?」は、「お金の3つの役割」、「お金は、なぜお金なの?」、「おこづかいって何だろう?」のテーマをクイズ形式で学んでもらいました。本来であれば、お子さんに問題を読んでもらって、答えもじっくり考えてもらうようにしたかったのですが、時間が限られていたので、読み上げて手を挙げてもらう方式にしました。最後に書いてもらった、お子さんたちのアンケートを見ると、お金の大切さとお金の役割について、おおむね「わかった」と答えてくれていました。

第2部の「おこづかい帳ゲーム」は、お子さん4名×3テーブルで行ってもらいました。保護者の方、スタッフ総動員で、どのテーブルも大盛り上がりでした。

このゲーム、順番にサイコロを振って出た目でカードを引いてもらい、書いてある内容に沿ってお金を使ってもらうというもの。最終目標は、誰か(例えば、ママ)に2000円で何か(例えば、靴)をプレゼントすることです。

ブルーの文房具カードはカード通りにお金を使う、イエローのお買い物カードは自分で使う使わないを考えて決める、ピンクのハッピーカードは嬉しいことがおこる、レッドのビックリカードはちょっとコワイことがおきます。

人生の中でのお金の使い方を凝縮していて、ゲームで疑似体験してもらうのが狙いです。カードには☆がついていて、その☆の数も記帳してもらいます。この☆はお金を使うことで得られる満足感を表しています。

イエローカードを引いた子は、お友だちや他の人のために一生懸命にお金を使う子、お金を使わないで貯める方向にかたよる子――その子それぞれの性格が現れたようです。

ゲームは、またまだ続けたかったようですが、時間が来たため切りのいいところでストップ。残ったお金でプレゼントを買ってもらいました。全員、プレゼントを買えたのは言うまでもありませんが、☆の数を聞いたところ、37個も集めた子もいて得意げでした。

ゲーム後のアンケートを見ると、おこづかい帳をつけるのは簡単だったと 難しかったと答えたお子さんは半々でした。 1・2年生には少し難しかったかもしれませんね。 おこづかい帳をつけてみたいと思いますか?の質問には、3分の2のお子さんがつけてみたいと答えてくれました。これを機会に、実生活でもおこづかい帳を つける習慣を身につけてくれるといいのですが…。

ゲームは楽しかったと答えてくれたお子さんが ほとんどだったのは、我々としてはとても嬉しい限りです。また、今回のゲームは、レッドのドッキリカードはあまり出なかったので、お子さんたちを驚かせずにすんで幸いでした。

最後に、日本銀行の「新しい日本銀行券の偽造防止技術」のリーフレット、知るぽると(金融広報中央委員会)のおこづかい帳と組み立て式の貯金箱のおみやげを進呈。 「新しい日本銀行券の偽造防止技術」は、おうちに帰ってお札と照らし合わせてみて それをまとめると夏休みの自由研究になるかも、との説明を受けると さっそく開けて見る子がいました。おこづかい帳は、帰りに買って帰ろうと考えていた

残暑厳しいなか、参加してくれたお子さんたちと保護者の皆さん、 本当にありがとうございました。私たちメンバーにとって、お子さんたちの 喜ぶ笑顔が何よりの活動の源泉です。 今後も、子ども向け、大人向けのイベントを企画・開催していきますので乞うご期待です。

(講師 子育て・教育資金アドバイザー 小川千尋)

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