2021年11月 秋の金トレ!セミナー
「教育資金のためどき、つかいどき」
2021年11月8日、当会主催でオンラインセミナー(Zoom)を開催しました。
セミナー概要
講師:大林香世
日時:2021年11月8日(月)13:30~15:00
子どもマネー総合研究会 秋の金トレ!セミナー
テーマ:教育資金のためどき、つかいどき
今回お話したのは、教育資金の「ためどき」と「つかいどき」。
子どもと生活していると、学校や塾、習い事等、さまざまなお金がかかりますよね。
子どもの成長に連れ、いついくらくらいかかるのか、どれくらい貯めておけばいいのか…等、教育資金に関するデータをご紹介し、さらに、教育資金をいつから、どんな方法で準備するかについても、お話させていただきました。セミナー内容の概略をご紹介しましょう。
いくらかかる?教育費 幼稚園~高校まで541万円~1830万円
文部科学省による調査結果をもとに、公立・私立の選び方によって異なる教育資金額についてご紹介しました。
いくらかかる?教育費(大学)
教育費支出のピークは大学時代になります。特に私立の場合は、文系・理系、医歯学系等、学部による差が大きいもの。自宅外(アパートや寮等)の場合は仕送り額の準備も必要になります。おおまかな計算で、私立理系・自宅外の場合は4年間で987.2万円かかる計算になりました。
教育資金のピークは大学時代
モデル家庭の家計とそれに占める教育費の推移をグラフでご紹介しました。同じ収入、同じ金融資産残高の家庭でも、高校まで公立なら大学卒業まで金融資産残高がプラスで推移しても、中学から私立の場合は大学在学中に金融試算残高がマイナスに転じる試算結果をグラフで確かめていただきました。
教育資金を貯めるコツ
教育資金の準備は早く始めると、複利効果で効果的に増やせることや、投資信託や外貨建て商品などのリスクのある金融商品も選択肢に入れやすくなることなどをご説明しました。子どもが生まれたばかり・小学生・中学生の場合の、金融商品の選び方の例もご紹介しました。併せて、準備した教育資金だけでは資金不足な場合に備えて、奨学金や教育ローンについても簡単にご説明しました。
まとめ
教育資金のためどきは、教育資金支出のピーク(多くの場合大学時代)が来る以前ということになります。
早めに、先々の教育資金額を確認して、準備を始めましょう。
しかし、教育資金準備にがんばりすぎも禁物。支出面からの見直しが必要なこともお話しました。金融商品の特徴やリスクを理解した上で、無理なくためていきましょう。
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