子どものお小遣いもキャッシュレス?!
2019年10月の消費税率引き上げが予定されていますが、それに伴いクレジットカードやデビットカード、電子マネーやQRコードなどのキャッシュレス決済によるポイント還元制度も始まる予定です。
キャッシュレス取引が増えている!
今後ますます浸透していきそうなキャッシュレス取引ですが、昨年からスマホ決済各社での還元キャンペーンにより、利用者も増加しています。私も静観しておりましたが、いつも行くスーパーで利用できると知った途端に利用を開始してしまいました。確実に利用できる場所は増えているようです。
そんな中、子どもへの金銭教育もキャッシュレス対応を考える時代になってきたのでしょうか。イー・ラーニング研究所の子どもを持つ20代から50代の親を対象に実施した「子どものお小遣いに関するアンケート」によると、現在お小遣いを現金で渡している方は9割超でしたが、キャッシュレス化に興味があるかという質問には「はい」が58%、「いいえ」が42%でした。興味はあるけれどまだまだ利用している人は少ないようです。
子どもがキャッシュレス決済できるの?
そもそも子どもがキャッシュレス決済なんてできるんでしょうか?
クレジットカードは18歳未満は利用できません。デビットカードも一般的に中学生以下は利用できません。
プリペイドカードの交通系ICカード、SUICA、PASMOなどは子供用もあります。またnanaco、waonといったプリペイドカードは親権者の同意があれば申し込みできます。
スマホ決済のPayPayでは、年齢制限は特に規制がないとのことです。ただ登録の際に本人名義の口座を登録を求められ、本人以外の登録を行うと利用制限がかかる可能性があるそうです。またLINEPAYは日本の電話番号が登録されたLINEアカウントがあれば、だれでも申し込みできます。
スマホを持っているお子さんであれば、スマホ決済。持っていないお子さんにはプリペイドカードを利用することで子どものキャッシュレス決済は今や可能になっています。
子どものお小遣いキャッシュレス化のメリット、デメリット
ではお小遣いがキャッシュレスとなったらどうなるのでしょうか?お小遣いキャッシュレス化のメリット、デメリットについて考えてみました。
メリット
・利用履歴が残る。
・ポイント等が付与されお得。
デメリット
・通信トラブルや災害の際など使用できない場合がある。
・利用できる店が限られる。
・不正利用、紛失時等のセキュリティ面での不安。
通信トラブルや災害時、セキュリティ面などのデメリットは確かに不安です。子どもだけでなく大人でも心配です。すべての決済をキャッシュレスというのは、現実的にまだまだ難しいかもしれません。
子どもに利用させる場合、キャッシュレス化の一番のメリットは利用履歴が残ることではないでしょうか。お小遣い帳をきちんとつける習慣があるお子さんでしたら関係ありませんが、そんな習慣なんてない、何に使っているか全くわからないというお宅が多いのでは?親御さんにとっては、利用履歴がはっきりわかるのは安心です。お子さんにとってはほっといてくれと思って当然ではありますが、お子さん自身もそれによって無駄遣いがあったかなぁなど考えるきっかけになるのではないでしょうか。
今後ますます進んでいきそうなキャッシュレス化ですが、正直言いますと子どもにはまだまだ時期尚早な気も個人的にはしています。時代に流される前に各ご家庭ごとにどうしたらよいか一度話し合ってみてはいかがでしょうか?