子どもマネー総合研究会

年末は我が家の家計を総決算

子どもの教育や家の購入、クルマの買い替えなど、描いている人生を送るには家計マネジメントが大事です。家計簿をつけている人もつけていない人も、この年末、家計の総決算に挑戦してみませんか? 1年間の家計の「収支」や年末時点の「資産状況」を正しくつかんで、来年の家計管理に活かす準備をしましょう。

私もどんなに忙しくても、年末の決算だけはやってきました。家計の現状を把握するだけでも家計管理や貯蓄計画のモチベーションアップにつなるので、だまされたと思って?トライしてみてください。

年間収支

家計簿はただつけただけでは単なる記録です。できるだけ有効なデータとして活用するためにも、年間収支をまとめましょう。下表を参照しながら、厳密でなくていいので、軽くまとめてみてください。

家計簿をつけていない方も、通帳の引き落としなどからわかる部分を埋めて、一部は概算でもいいですし、使途不明金が出てもけっこうですので、年間収支をまとめてみてください。大事なのは、年間収支です。ここは実際の通帳などでできるだけ実際の数字を埋めましょう。

まとめた年間収支に、感想や反省なども書き添えておくといいでしょう。たとえば、「来年は通信費を見直す」「被服費を2割減らす」「使途不明を減らす!」「年間貯蓄額を上げる!」など、来年はどうしたいかなども短く書き添えるとやる気につながります。

年間収入

資産も整理

現在の金融資産の状況を把握してみましょう。値動きのあるものは時価評価額(現在の価値)で記録しましょう。前年のデータがあれば、それと比較することで、増減や推移なども見ることができます。

我が家の資産

バランスシートも作ってみよう

現在の金融資産の状況などから家計のバランスシートも作ってみましょう。

不動産の欄は今売却したらいくらで売れるかという目安額を入れます。また、金融資産は合計額を入れ、負債は住宅ローンやマイカーローンのほか、借入があればその残債を記入します。

バランスシートでチェックしたいのは、<資産>-<負債>で計算される<正味財産>です。ここがマイナスになっていると、家計がいわゆる「債務超過」に陥っている状態です。早めに改善する方法を検討しましょう。正味財産がプラスでも金額が小さい場合は、できるだけ大きくしていくようにしましょう。

BS

この年末はぜひ家計の決算をして、気持ちを新たにして新年を迎えたいもの。家計簿を始める人も、ちょっと頑張ってトライしてみると、わが家の全体像がつかめます。

ファイナンシャル・プランナー 豊田眞弓

豊田 眞弓 (とよだ まゆみ)

ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー
経済誌・経営誌などのライターを経て、1995年より独立系ファイナンシャル・プランナー。個人相談やセミナー講師の他、書籍・雑誌の執筆や監修などで活動。オールアバウト「子育て・教育資金」ガイドも務める。自身の子育ての中で感じたこと等から、子どもの金銭・金融教育をライフワークの1つとして取り組んでいる。人生3大支出の中での教育資金や、子どもの金銭・金融教育を得意としている。

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