子どもマネー総合研究会

事前準備の大切さ!

2012年となって早いもので年の4分の1が過ぎようとしています。 春・夏・冬の休みを心待ちにしている子ども達は別として、 本当に1年はあっという間だなあと感じる方は多いのではないでしょうか?

私自身、社会人になってからとなる前の20数年は同じ時間の長さであるのに、 社会人である今は時の過ぎるのをとても早く感じます。 そして気が付くとセカンドライフを迎えてるのだろうと漠然と感じる時もあります。

そんな私が仕事では、企業の従業員向けに「年金定期便セミナー」を 年に数回行っております。 参加者にはご自身の年金定期便を持ってきていただき、将来の年金額を試算し、 イメージする将来の生活費と試算した年金額にギャップがあるかないかを各々で確認し、もしギャップがあれば埋めるために対策を考えましょう…という内容です。その中で参加者があらためて感じることは、 退職してから平均寿命までの時間の長さのようです。

社会人となって仕事をしたり、子育てをしている間はあっという間に感じる時間も、 退職したり子供が独り立ちしたあとは、いい意味で自分や家族のことを大切に考えて 行動できる時間も増えるでしょうし、 もっと仕事をしたかった…という思いの強い方にとっては もしかしたら苦痛を感じる時間かもしれません。

2011年の日本人の平均寿命は83歳でした。世界の中では1位です。 ちなみに日本人男性の平均寿命は80歳で、世界の中では2位、 女性は86歳で世界ランキング1位です。

つまり会社員の場合、現状60歳で定年を迎えたとしてその後の20?25年間分は どのように生活して行くかをイメージしておく必要があるということになります。

その時にならないとわからない・・・という方もいらっしゃると思いますが 先ずは事実を認識することが大切です。

例えば、

  • 年金制度は変わる可能性もあるが、今の制度で試算した場合での自分の年金額はいくらか。
  • 高齢者の雇用制度を自分の働く会社はどう反映させてるか。
  • 退職金制度についてはどうか。
  • 医療や介護についてはどうだろう。
  • 物価は…税金は…
  • 震災からの復興はどういう状況だろう…など、
  • どういう生活をしたいというイメージがあれば、これら事実を踏まえて事前に準備することがハッキリしてくるのではないでしょうか。

    事前準備とは、緊急ではないがとても重要な物事について準備する事ですよね。 そしてこの事前準備を怠ると、いざその時になって戸惑うことが多いのです。

    とは言っても日々の生活の中に於いては、緊急でもあり重要な物事は実に沢山あります。 ですが事前準備をしておくことで、緊急でしかも重要な物事は減ってくるはずです。

    「年金定期便のセミナー」ではこのような話も企業で働く大人向けにしておりますが、 実は社会に出る前の子ども達にこそ事前準備の大切さ、そして社会保障制度とお金について 知って欲しいと思います。

    夢でいっぱいの子ども達。 そういう子ども達が社会に出て現実を知って目標を失うのは悲しいことです。

    子ども達が情報を得ることで、夢や目標に向かって今何をするのか、 そのためにどういうお金の使い方をするのかを考えられる環境と時間を提供していくのも、 ファイナンシャルプランナーの役目ではないかと思っております。

    「子どもマネー総合研究会」では今年も各種セミナーを企画しております。 大人も子ども達も、必要な情報を入手する場として、そしてお金について考える機会にと どうぞご活用ください。

    ファイナンシャル・プランナー 大澤亜紀子

    大澤 亜紀子 (おおさわ あきこ)

    ファイナンシャルプランナー 、子育て・教育資金アドバイザー
    2008年、 AFP資格取得。 生命保険・損害保険営業、企業系ファイナンシャルプランナーを経て現在はライフワークとして子供の金銭教育・女性向けマネーセミナー などで活動中。

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