子育て世帯にやさしい住宅ローン。
子育て世帯に金利優遇がある金融機関などを紹介!
大家さんに気兼ねすることなく、自分達で自由に過ごせる住まいが欲しい! お子様がいればなおのこと、そのお気持ちは強くなることと思います。
とは言え、昨今、都心のマンション価格は、新築も中古も右肩上がりの傾向が続いています。戸建住宅に関しても、上昇傾向にあります。マイホームを持つことが、「高嶺の花」となりつつあります。そんな今だからこそ、少しでも有利に住宅ローンを組み、身の丈にあったマイホームを手に入れたいと思われる方も多いと思います。そこで今回は、子育て世帯に優しい住宅ローンなどをご紹介します。
フラット35「子育てプラス」
住宅金融支援機構が提供している、全期間固定金利の住宅ローンです。2024年7月現在、取り扱い金融機関が提供する最も多い金利でフラット35を35年間借りた場合、1.84%が基準となっています(団体信用生命保険料を含む)。変動金利で0.5%などを目にしたことがある方からすると、高めの金利に感じられるかもしれません。
そこで、当初5年間、お子様の人数などに応じて、最大1%の金利引き下げがあるのが、この子育てプラスです。お子様1人あたり0.25%の引き下げになります。なので、2人であれば0.5%、3人であれば0.75%という具合で下がり、4人で上限の1%マイナスに到達するという内容です。
では、お子様が5人いた場合はどうなるでしょうか? その場合は、当初5年間は上限の1%マイナス。6年目~10年目の5年間は、当初5年で受けられなかったおひとり分の0.25%をマイナスしてもらうことができるので、損することはありません。
その他、省エネ基準を満たすZEH住宅に該当する場合や、設備や構造が優良と認められた長期優良住宅に該当する場合の金利引き下げもあります。お子様の人数に応じた金利引き下げと併用できるので、条件に該当すれば、当初5年間以降も、金利の優遇を受けることも可能です。
固定金利という、今後金利が変わらない安心感と合わせて、家計に優しい住宅ローンと言えるのではないでしょうか。
https://www.flat35.com/loan/flat35kosodate-plus/index.html
auじぶん銀行
日々の生活という側面から見た時に、セットで選べば年最大0.15%の金利引き下げという特典があります。このセットとは、「携帯電話」「電気」「インターネット」「テレビ」について、指定された会社を選んだ場合に適用される金利引き下げプランのこと。「携帯電話」「電気」…等個々に金利引き下げプランが設定されていますが、これらをすべて、指定された会社を選んだ場合には、最大0.15%の金利引き下げの恩恵を受けられます。
2024年7月時点で、すでに変動金利は低く抑えられていますが、この割引をすべて利用すると、0.2%を下回る金利で借りることができます。家計の負担も、かなり抑えることができるので、子育て世帯にも優しい住宅ローンと言えるのではないでしょうか。
https://www.jibunbank.co.jp/products/homeloan/
イオン銀行
金利水準は、他行とあまり変わりませんが、住宅ローンを完済するまで、イオングループのお店での買物が、毎日5%OFFになるという特典があります。また、「出産・育児休暇を取得する」「お子様が就学中」「ご両親の介護に携わる」という時に、最長5年間、元金の返済を据え置くことができるという安心プラスが設けられています。
仕事を休むこととなり収入が減った時、お子様などにお金がかかり、一時的にローンの返済を抑えたい時、などに、この安心プラスがあることで、返済計画などを柔軟に変更しながら考えることができるのは、家計の安心にもつながる優しさがあるのではないでしょうか。
https://www.aeonbank.co.jp/housing_loan/ikujikyugyo/
東北銀行「子育て支援住宅ローン『すくすく応援家』」
お子様1人につき年0.05%、最大4名まで、年0.2%の金利優遇が受けられる住宅ローンです。また、年齢や審査などで条件を満たせば、最長40年まで借りることができます。借りる年数が伸びると、利息の支払い総額が増えるのはデメリットですが、今の元利返済金額を抑えられるというメリットもあります。今の家計の支出を少しでも抑えながら、お子様の人数に応じた金利優遇を受けられたいご家庭には良いのではないでしょうか?
https://www.tohoku-bank.co.jp/personal/loan/home/guidance/sukusuku/
川之江信用金庫「かわしん子育て応援住宅ローン《しあわせ家族》」
お子様1人につき年0.2%、2人で年0.3%、3人で年0.4%の金利優遇が受けられる住宅ローンです。その他、最長40年組むことができ、取引に応じたポイントの金利優遇があるという特徴があります。最大で年1%の金利優遇です。
対象となる取引は、
・給与振込口座に指定する
・通帳レスで口座を開設する
・インターネットバンキングを契約する
などです。
日常生活のお金のやり取り含めてまとめることで金利優遇幅も大きくなるので、1つの口座だけでお金の収入や支出を管理したいと考えるご家庭には良いのではないでしょうか。
https://www.kawanoe-shinkin.co.jp/kariru/housing_loan/child_rearing/