子どもマネー総合研究会

子育て世帯はJ-FLECの金融教育や相談をどう活用する?

子育て世帯はJ-FLECの金融教育や相談をどう活用する?

日本では現在、国家戦略として国民の金融リテラシーの向上を促進しているのをご存じでしょうか? 2024年4月に設立し、8月から本格稼働を始めた「J-FLEC(金融経済教育推進機構)」は、中立的な立場で金融経済教育を推進するための組織として設立されました。子育て世帯において、J-FLECのサービスをどう活用できるか、整理してみましょう。

金融について学ぶ

金融について学んでみたいと思ったとき、中立で信頼できる情報にアクセスすることはとても大事なポイントです。また、金融トラブルに遭ったときや、遭いそうになったときに相談できる相談先についてもリストになっています。コラムなども順次充実していくとのことで、楽しみです。

金融について学べる教材

年代ごとに、金融について学べる教材が各種公開されており、とても参考になります。セミナーの教材としても使われています。

金融を学べる教材

コラム

現在は準備中ですが、近く公開されるようです。

金融トラブルに関する相談窓口

消費者トラブルから闇金まで。トラブルに遭った時の相談先が、内容に応じで選べるよう、整理されていて、いざというときに役立ちます。

金融トラブルに関する相談窓口

イベントやセミナーに参加

金融について学ぼうと思ったら、興味を抱いたテーマのセミナーに参加したり、イベントに参加するのもいいでしょう。情報を仕入れることで、次の学びにつなげることができます。子育て世帯の場合、PTAあるいは地域の会などでイベントを企画する際に、自分が聞きたいセミナーや子どもたちに聞かせたいセミナーを企画するのも一法です。無料でJ-FLEC講師の派遣を依頼することもできます。

受付中のイベントやセミナーを探す

受付中のイベントやセミナーの情報を、まとめて閲覧することができます。リアル参加とオンライン参加があり、申し込みもできます。

受付中のイベントやセミナーを探す

講師派遣を依頼する

J-FLECは、全国の企業や学校・公民館等に講師を派遣し、金融経済に関する様々なテーマの出張授業を無料で行っています。受講者の希望に沿った内容について、J-FLECが認定した講師が無料で出張授業を行っています。

わが家の家計について相談したい

セミナーなどに参加すると、次に湧いてくるのが「わが家の場合はどうしたらいい?」という疑問です。この点は、個別に相談するしかありません。J-FLECでは、電話やZoomを使った相談メニューをいくつか用意しています。簡単な内容なら、予約なしの電話相談で済むかもしれませんが、個人のプロファイルを踏まえた上で相談をしたい場合は、無料相談や、あるいは割引クーポンを活用した有料相談を受けることも可能です。

電話相談

事前予約は不要です。最大30分。相談できる時間は10時~17時(土日祝・年末年始を除く)。

個別相談の無料体験

対面(中央区日本橋)またはZoomで、J-FLEC相談員の無料相談を受けることができます。要予約。1人1回まで。

割引クーポン

J-FLEC認定アドバイザーが提供する有償アドバイスを初めて利用する個人を対象に、相談料が割引となる電子クーポンを発行。クーポン利用で、相談料の8割(1時間上限8,000円、3時間計上限24,000円まで)の割引となり、差額のみの支払いとなります。「収入と支出の見える化」「資産と負債の見える化」「ライフプラン表の作成」の3点は必ず行う必要があります。相談するJ-FLECアドバイザーを選んで申し込みを行います。

割引クーポン対象事業者

商品の販売・推奨はありません

J-FLECのセミナーや相談などでは、個別の推奨商品などを聞く訊く ことはできません。中立・公平の立場でのアドバイスを行うことになっているためです。また、セミナー後に営業を受けるようなこともありません。

セミナーや個別相談後に、保険に入りたい、住宅ローンを選びたい、投資商品を選びたいと思ったときには、次の段階として、金融機関や代理店でのコンサルを受けることになります。基礎知識があれば、金融商品を理解する力や、自分に合っているかどうかなどを判断する力も高まっていると思います。

ファイナンシャル・プランナー 豊田眞弓

豊田 眞弓 (とよだ まゆみ)

ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー
経済誌・経営誌などのライターを経て、1995年より独立系ファイナンシャル・プランナー。個人相談やセミナー講師の他、書籍・雑誌の執筆や監修などで活動。

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