子どもマネー総合研究会

教育費、ついつい使いすぎていませんか?

まず、あなたは、家計簿をつけていますか?つけていても、つけることだけで満足していませんか?

つけている方は、過去3か月分の家計簿を振り返って、次の項目別に集計をしてみてください。つけていない方は、まずは今月から3ヶ月くらい、項目別に集計をしてみましょう。3か月分くらいの家計バランスを見てみると、どんなものに出費の比重が偏っているか、またはなかなかの好バランスなのかが見えてきます。

①食費、被服費、日用品など生活に絶対に必要なもの
②住居費(持ち家の方は住宅ローン返済額、賃貸の方は家賃・管理費など)
③水道光熱費、通信費
④保険料
⑤交際費、趣味娯楽費、親のお小遣いなど
⑥教育費など子どもにかかるお金
⑦使途不明金など、その他
⑧貯蓄
⑨今月の収入(その月に使える家計費全体額)

それぞれの全体に占める割合は、どんなバランスになっているでしょうか。それぞれのバランスは、それぞれの「項目別金額」÷「今月の収入」で求めます。たとえば、今月の収入⑨が35万円で①食費などが5万8000円なら、7万7000円 ÷ 35万円 × 100 =22% になります。こんな具合に、ひと月ごとに全項目の割合を出してみましょう(もちろん、全項目の割合の合計は100%になります)。

①食費など:7万7000円:22%
②住居費:8万500円:23%
③光熱費など:3万5000円:10%
④保険料:2万8000円:8%
⑤趣味娯楽など:6万3000円:18%
⑥教育費 :2万1000円:6%
⑦その他:7000円:2%
⑧貯蓄:3万8500円:11%
⑨今月の収入:35万円:100%

あなたの家計は、どんなバランスになったでしょうか……。

実は、これが正解! というバランスはありません。それは年収によっても、家族構成によっても、親の年齢や持ち家かどうか、住んでいる地域などによっても、適したバランスはさまざまだからです。

でも、子ども二人のサラリーマン家庭の場合で、おおよその理想バランスは

①食費、日用品などの生活必需品は20~25%程度
②住居費も20~25%程度
③水道光熱費、通信費などは10%程度
④保険料も8%を超えない程度
⑤教育費も6~8%程度
⑥貯蓄は10~20%程度はしておきたいと言われています。

こうしたおおよその理想バランスを踏まえた上で、中学受験までは教育費が10%程度になっても仕方ないとか、子どもが公立小学校のうちに貯蓄の割合を上げておこうとか、我が家の場合の理想バランスを設定していってみてください。

大切なことは、曖昧に、漠然と、目先のことについつい使ってしまわないこと。現実を踏まえ、目標を設定し、それに近づける努力をすること。そうした意識で毎日のお金を使っていれば、それだけでも丁寧な暮らしができるような気がします……。やっぱり、お金の使い方が、経済的にも、精神的にも、暮らしを向上させてくれるのだと思います。

ジョアン・安部